Leica M3メンテナンス&SF放浪レビュー
ライカM3メンテナンス&サンフランシスコ放浪reviewブログ
買ったときから一部割れていたグッタペルカを張り替えようと、ライカショップに僕のM3を持ち込んだ。ついでにチェックもしてもらうとシャッタースピードが出ていないそうだ。思い切ってメンテナンスに出した。待つこと一ヶ月、すっきりきれいになったM3が戻って来た。金額はM3の買い値と同じくらいの十数万円。昨年の話だ。
50年前に作られたカメラが普通にメーカーでメンテ受付してもらえ、きっちり仕上げてもらって完璧に現役状態で使える。これには感銘を覚えますね。
でもって、SFへの旅にM9とともに持参。
M9ばかりでM3の出番はないかなと思いきや、あまりに撮り心地よくて、かなりの時間をM3片手に歩きました。
Leica M3, Elmarit 28mm ASPH, T-MAX400
Leica M3, Summicron 50mm, T-MAX400
M3の機械式のリングやレバー、そしてシャッターボタンを直接押すダイレクトな感触が心地よく、古さも残るSan Franciscoの街に似合います。昔、機械式一眼レフに28mmと50mmの組み合わせでNew Yorkを徘徊した時を思い出し懐かしくなります。
Leica M3, Summicron 50mm, T-MAX400
露出は基本的に勘で。ごくたまにiPhoneの露出計アプリで確認。勘で適当にシャッターダイヤルと絞りリング回すのが、これまた心地いいんです。
Leica M3, Summicron 50mm, T-MAX400
Leica M3, Summicron 50mm, T-MAX400
あ、完全なノスタルジーなんですが、撮るの含めて趣味なんだし、気持ちがよければいいんです。気ままに歩きながら気に入った光景をパチパチ。場に陶酔して一体化してゆくこの感覚。
Leica M3, Elmarit 28mm ASPH, T-MAX400
Leica M3, Elmarit 28mm ASPH, T-MAX400
ちなみに28mmのファインダーはSIGMA DP1用の外付けを装着。これが超小型でほとんど邪魔になりません。
Leica M3, Summicron 50mm, T-MAX400
銀塩の心地よさ、そしてSummicron 50mm + Elmarit 28mmのミニマムなレンズセットの素晴らしさを実感した西海岸の旅でした。銀塩ライカMシステム、心に沁みます。
(Jun 11, 2011執筆)